神道的生活〜神道とは生きることと見つけたり

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

神道指令の問題点とは?日本的精神を破壊セヨ!

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1945年にGHQから出された「神道指令」。

これは占領下の日本がどのように「政教分離」 をしていくべきかについて書いてあるもので、今の日本に対しては効力はありません。

 

ですが、今の日本は「神道指令」の影響をかなり引きずっているのです。

2019年に明仁天皇が退位し、新たに徳仁天皇が令和の時代に新たに即位しました。

この時の報道ではじめて、天皇とは何か、どんな歴史を歩んできたのかなどを知った国民が多いのです。

 

日本は古来より神社や神道と密接な関係を保ってきました。

日本人がもともと大切にしていた価値観、例えば「家族を大切にしましょうね」「嘘はつかないように正直に生きましょうね」などの考え方を、わかりやすくパッケージ化したのが神道であり、神ながらの道でした。

 

神道指令」とは、そんな日本的精神のカタマリである神道を極力排除するために、占領軍であるGHQが日本に押し付けたものです。

 

今回は「神道指令」についてご紹介をいたします!

 

なぜ神道指令?神道指令の本当の目的とは?

 神道指令の表向きの理由は、政教分離と信仰の自由を日本に根付かせる為だと言われています。

 

ですが、神道指令の裏の目的=本当の目的は、日本の弱体化に他なりません。

資源がないにも関わらず後進国から先進国にのし上がってきた日本の強みは、日本的精神にあるとGHQは考えました。

 

ここでいう「日本的精神」は3つあると考えています。

 

①道徳や規律・人間性・社会性などのいわゆる非認知能力 

アイデンティティとしての歴史

天皇と国民の一体感

 

この3つの精神は、日本人が古来より持ってきた天皇を中心とした社会システムと神道・仏教の理念、そして実際に日本人が生きてきた証である思索の積み重ねにより成り立っているのです。

 

それを一度ゼロにしてリセットし、新たな思想を植え付けることがGHQの目的でした。

 

神道指令は、国家神道を否定する為に作られたと主張する人がいます。

 

当初は政教完全分離を目指し、神道行事を一切排除する内容となっていたが、日本社会の実情にそぐわず混乱を招いたため、1949年(昭和24年)を境に適用条件が大幅に緩和された。

引用:神道指令 - Wikipedia

 

当初は、神道すべてを一切排除するという内容でこの神道指令を出しています。

軍国主義の排除であれば、国家神道に関する条項のみの禁止でもいいはずなのです。

 

わざわざ神道をすべて排除するという姿勢を出したのは、軍国主義でなく日本精神の排除を目的としていたからと考えるのが妥当でしょう。

 

神道指令はハーグ国際条約違反!

GHQが発した神道指令は、実は国際条約に思いっきり違反をしているといわれています。

当時から国際社会では、戦争した国であっても相手の宗教や信仰は大切にしなければいけないというルールがありました。

 

「重大な障害がない限り」("as long as there is no serious obstacle")占領軍は「被占領地の信仰と慣習に干渉すべきでない」("should not intervene in the religious faith or customs of an occupied area")ということがハーグ条約で定められていた

引用:神道指令 - Wikipedia

 

占領とは、日本の精神や文化の破壊をする絶好のチャンスです。

東洋の目の下のたんこぶを一気に叩けるまたとない機会。

 

だからこそ国際法に触れる危険性を冒してまで、日本の宗教=神道の力を弱めようとしたのです。

 

何度も言いますが、神道指令は、軍国主義の是正や思想信教の自由の啓蒙の為だけではありません。

もしそれらが本当の目的だとしたら、わざわざ国際法を冒してまで神道を叩かなくても、他にもいい方法があるはずなのです。

皆さんも他に方法があるのに、わざわざ法を犯すような手段はとりませんよね?

 

ここにもGHQの意図が見え隠れしていることがお分かりいただけるでしょう。

 

神道指令の内容とその問題点

神道指令の問題点について具体的な内容とともに見ていきます。

 

ここで「神道」と表記してあるものは、国家神道軍国主義を伴うものではない普通の神道の事を指しています。

 

神道指令では、「国家神道」「軍国主義を伴う神道」と日本が古来より信仰してきた「神道」という言葉が明確に出てきます。

これはGHQが、国家神道と日本の普通の神道についての見識をしっかりと持ち、区別できているということです。

その上で、GHQは古来より信仰してきた「普通の神道」に様々な制約をかけたのです。

その内容をこれからご紹介します。

 

 

神道に対する支援や保証、保全はしてはいけない

神道は教派宗教の性格を持ち得ません。

この世の中は何を行うのもカネが必要ですが、教派宗教ではない神道がカネを集めるのは至難の技です。

そうなると、どこかで神道の方向性を変えなければ維持できなくなります。

 

国の歴史や文化、精神の保全は公共の福祉に類するものだと個人的には思っていますが、国家は金を出してはいけないとのことです。

 

神道を他の宗教と同列に扱うこと

神道とは、日本ができたときからずっと今まで積み重ねてきた歴史があります。

この国においては、歴史や精神と切り離せないものがあります。

 

それを例えば、ぽっと出の新興宗教などと同列で扱えというのが神道指令に書かれています。

 

教育で神道に関する内容を教えてはいけない

国家神道に関することだけではなく、普通の神道に関することも教えてはいけないということです。

天皇に関することや、神道に関わる道徳も含まれることになります。

 

神官の養成を公教育が行なってはいけない

私立ならOKということです。

公教育での神官の育成を禁止することは、神官の門戸を狭める役割があります。

 
公的機関は神道の調査や研究をしてはいけない

同じく、公的機関では神道の調査や研究なども禁止とあります。

例えば、哲学はOKで神道はNGだった場合に、その境目はどこにあるのでしょうか?

 

国や税金で賄われる施設などは、神道に関する儀式に関与しない

日本では、古来より政治と神道は密接に関わりあってきました。

例えば、新任の際に神前にて報告をしたり、国家の現状を感謝したり報告したりすることは、この国始まって以来行ってきたことなのです。

 

ですがこれも禁止。

実際の公判では、「津地鎮祭訴訟」「愛媛靖国神社玉串料訴訟」などが有名です。

 

 

その他、国家神道軍国主義に結びつく神道の廃止

 

 

国家神道は嫌いだが、全てひっくるめての否定はおかしい

はっきり言って、国家神道は日本文化の破壊であると考えています。

神社合祀によりその土地の物語を消し、廃仏毀釈にて文化財を破壊していきました。

 

国家神道神道一神教化であり、神聖ローマ帝国ならぬ神聖日本帝国をつくるための道具として日本の伝統を利用したとんでもないものです。

 

しかし国家神道は腐っても神道の一派であります。

国家神道の中にも、日本的な精神や古代から大切にしてきた道徳観が盛り込まれていました。

 

しかしGHQは、道徳観や民族の精神なども「国家神道=悪」としてまとめて捨てるように要求をしてきました。

 

繰り返しますが、その目的は日本の弱体化だからです。

GHQのメンバーの多くは英米系ですが、コミュニスト(共産主義者)が多かったと聞きます。

コミュニストの目的は、ワンワールド世界の創造であり、すべての国がひとつになり民衆を操作しやすくなった社会なのです。

 

日本の弱体化の先にある未来。

それはこれから本格化するであろう未来です。

 

我々がいつまで神道指令の影響を受けるのかが、我らの未来を引き寄せるカギになったくると思います。