神道的生活〜神道とは生きることと見つけたり

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

天皇の訪問・お出かけ・ご視察(行幸啓)では人に会い、心を寄せることを目的にしています

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天皇・皇后のお出かけのことを何ていうの??

天皇・皇后がよくお出かけをされている光景をテレビで見たことがあると思います。

 

このお出かけには、正式な名称がありますので、まずはご紹介します。

 

天皇のお出かけ・・・行幸(ぎょうこう)

●皇后のお出かけ・・・行啓(こうけい)

天皇・皇后のお出かけ・・・行幸啓(ぎょうこうけい)

 

といいます。

 

天皇と皇后ではお出かけの呼び方が違ってくるのですね。

 

この記事では行幸啓と統一して表記します。ご了承ください。

 

天皇・皇后の行幸啓の目的は、地域の人に会うことで遊びに行っているわけではない

天皇・皇后両陛下の行幸啓は、決して遊びに行っているわけではありません。

 

では何をしに行っているのかというと、

 

その地域の人に会いに

 

いっているのです。

 

明仁天皇美智子皇后行幸啓で観光地や名所などにはあまり行きません。

またバカンスをゆったり過ごすなどということもあまりありません。

 

それでは天皇・皇后はどこに行くのかと言うと、

 

●その土地の産業に関するところ

●老人ホームや保育所、学校などの福祉教育に関わる所

●行事の行われるところ

●災害などの被害がある所であれば、その被災地

 

などに向かっています。

 

心を寄せるということ~天皇御即位十年の談話から

 

天皇・皇后両陛下は、その土地の人に会い、その人たちの心の声を聴き、心に寄り添うお言葉をかけられています。

 

平成11年に行われた天皇御即位十年の記者会見にて、天皇皇后両陛下は「人の心によりそうこと」についてこう述べられています。

 

非常に思いやりと慈悲に満ちたお言葉で、道徳とは何かを学べる良いお言葉だと思います。

 

 

明仁天皇のお言葉

障害者や高齢者,災害を受けた人々,あるいは社会や人々のために尽くしている人々に心を寄せていくことは,私どもの大切な務めであると思います。福祉施設や災害の被災地を訪れているのもその気持ちからです。私どものしてきたことは活動という言葉で言い表すことはできないと思いますが,訪れた施設や被災地で会った人々と少しでも心を共にしようと努めてきました。

この10年を顧みますと,災害で多くの人々が亡くなりました。(略)

本当に心の痛むことです。身内の人を失った人や,住む家を無くした人々の気持ちはいかばかりかと察しています。(略)

誠に痛ましいことです。防災に当たっている人々の労を心からねぎらいたく思います。

高齢化社会を迎え,福祉の面は厳しい状況にありますが,心の絆(きずな)を強め,様々な課題に対するたゆみない努力により,皆が幸せな気持ちになれるような社会を築いていくことを期待しております。私どもがそのような心の支えに寄与することができればと思っています。

 

 

美智子皇后のお言葉

 

陛下が仰せになりましたように,困難な状況にある人々に心を寄せることは,私どもの務めであり,これからも更に心を尽くして,この務めを果たしていかなければいけないと思っております。

(中略)

この10年間,陛下は常に御自身のお立場の象徴性に留意をなさりつつ,その上で,人々の喜びや悲しみを少しでも身近で分け持とうと,お心を砕いていらっしゃいました。

社会に生きる人々には,それぞれの立場に応じて役割が求められており,皇室の私どもには,行政に求められるものに比べ,より精神的な支援としての献身が求められているように感じます。役割は常に制約を伴い,私どもの社会との接触も,どうしても限られたものにはなりますが,その制約の中で,少しでも社会の諸問題への理解を深め,大切なことを継続的に見守り,心を寄せ続けていかなければならないのではないかと考えております。

様々な事柄に関し,携わる人々と共に考え,よい方向を求めていくとともに,国民の叡(えい)知がよい判断を下し,人々の意志がよきことを志向するよう常に祈り続けていらっしゃる陛下のおそばで,私もすべてがあるべき姿にあるよう祈りつつ,自分の分を果たしていきたいと考えています。

 

こちらは共に、宮内庁のHPを参考にしています。

このお言葉のほかにも、多くのあたたかいお言葉がありますので、是非ご覧ください。

 

天皇陛下ご即位十年に際し(平成11年) - 宮内庁

 

 

天皇・皇后両陛下に励まされた人々


2011年3月11日に起こった東日本大震災の被災地を、天皇皇后両陛下が回られた事は記憶に新しいことでしょう。

 

その時のインタビューで被災者の方が「これからは前向きに生きていこうと思えた」というようなことを仰っていたことを覚えています。

 

あのビートたけしさんも、天皇陛下に面会した際の感動をこう語っています。

 

「オレなんか、お茶会(宮中茶会)に呼ばれたとき、死んでもいいって思っちゃった」「だから、すごいんだよなぁ」

引用:ビートたけし 宮中茶会で天皇陛下と面会し「死んでもいいと思った」過去 - ライブドアニュース

 

 

天皇皇后は日本国民の心に寄り添おうとする。

その天皇皇后のお気持ちを汲んで、生きる気持ちに火をつける。

 

皇室と国民の関係は、理想的な国家の形なのかもしれませんね。