神道的生活〜神道とは生きることと見つけたり

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

日本人はたくさんの神霊を感じ取っていた?「神聖」なものを表す言葉に多くの種類がある件について。

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日本は八百万の神の国と言われています。

みなさんご存知だと思いますが、日本にはたくさんの神様がいてますよという意味ですね。

 

日本には神様の種類だけでなく、神聖なものを表す言葉にもたくさんの種類があるということはご存知でしょうか。

 

そもそも、今皆さんが使用している「カミ」という言葉も、比較的新しい言葉なのです。

日本の信仰は1万年前の縄文時代から続いていますので、それだけ多く神聖なものを表す言葉や呼び方があるのです。

 

今日はそのほんの一部をご紹介します。

 

 

 

古代日本人の見えない霊魂に対する繊細さの表れ

 

神聖なものや霊魂を表す言葉が多いということは、古代日本人の信仰や神聖なものに対する高い感受性があったことを裏付けるものです。

 

例えば、日本には「色」を表す言葉もたくさんあります。

それは日本人が色を認識し、生活の中で使用していたからこそ、多彩な色を表す言葉が生まれました。

 

神聖なものを表す言葉に関しても同じことが言えます。

つまり、古代の日本人は神聖なものや霊魂を多く認識し、信仰を生活の中に溶け込ませていたのだと予測されます。

 

 

 

 

神聖なもの・霊的なものをあらわす言葉(主に神道用語からの引用)

 

「ミ」=御

大元・根源的・宗源的な神様を表した言葉です。

特に、「一(いち)」を司るものや最高の神様・人のことを表す言葉です。

 

天之御中主(アメノミナカヌシ)

→宇宙の始まりで「一(いち)」を司る神様

造化三神の一柱として考えられ、古事記日本書紀にも一番初めに出てくる神様

 

天照大御神アマテラスオオミカミ

→日本の神社で祀られている神様の中で最高神とされている

→空に「ひとつ」浮かぶ太陽をモチーフにしている

 

「ヒ」「ビ」=日・火・霊

生命や何かの活動を活かす根源的なエネルギーの事をいいます。

人や生物や植物などが生きたり、生まれたり、自然現象が起こったりという、宇宙全てにおける活動と生成発展を司るエネルギーの事です。

 

「ミ」に代表される根源・大元・宗源的なエネルギーは「一(いち)」のエネルギーでした。

その「ひとつ」のエネルギーから分離するエネルギーの働きを「ヒ」と呼ぶのです。

 

高御産巣日神タカミムスビ)・神産巣日神カミムスビ

タカミムスビカミムスビは、「天之御中主」から生まれた2柱の神様の名前

→ひとつのもの(天之御中主)から産まれたため、生成・創造・活動を司るといわれている

 

饒速日命ニギハヤヒノミコト

→アマテラスに先駆けて、日本に最初に降臨したといわれる

→早(ハヤ)く神聖な地(ヒ)を治めていた?

大和朝廷の成立以前(日本神話以前)に、日本を支配していたといわれる

→諸説ありますが(笑)

 

「チ」

多くは自然の中の神聖なことやものを指しています。

また、位が高い=重要な神様にもついていることもあります。

 

建御雷之男神タケミカヅチ

→雷を司る神様

 

火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)

→火の神であり、イザナミから生まれる

→火の神であるがゆえに、生まれたときにイザナミの陰部にやけどを負わせ死に至らしめた

 

大己貴(オオナムチ)・大日孁貴神(オオヒルメムチ)・道主貴(ミチヌシノムチ)

→オオナムチ=大物主命

→オオヒルメムチ=天照大御神

→ミチヌシノムチ=宗像大神

上記の別名である。

→「ムチ」は高貴な神につけられる敬称であるとされる。

 

「タマ」=魂・玉

人間や動物・植物の中にこもっている状態の霊魂を表している

 

直毘魂・直日魂(ナオヒノタマ)

→人間の中にこもる、神様の分霊の事

 

和魂(ニギミタマ)・荒魂(アラミタマ)・幸魂(サキミタマ)・奇魂(クシミタマ)

→魂の働きを分類したもの

 

 

「モノ」

霊魂ではないが、目に見えないエネルギーのものを呼ぶ

多くは、神聖かどうか不明であるが、物質に多く影響を及ぼす目に見えないエネルギーを指している。

神様かわからないけど「その他たくさん」というニュアンスかな。

大切な事は、物質や人間界・俗世とつながりがあるようなエネルギーを指すことが多いということ。

 

物の怪(モノノケ)

神道でいう霊ではないが、不思議な事

→人に邪をもたらすもの

 

大物主命(オオモノヌシノミコト)

→海の外から来た正体不明の神様だった

大国主の国家運営のコンサルタントの役目をしていて、俗世の知識をたくさんもっていた

→たくさんの女神の陰部を突くというヤリ○ン伝説があり、俗世的な感じがする

→正体はヘビと言われている

 

「カミ」

隠れていて見えないが、神聖であり畏怖すべき対象を指す。

 

何事のおはしますをばしらねども かたじけなさに涙こぼるる

西行の呼んだ歌

伊勢神宮に行き、神聖なものを感じたときの感無量さを歌ったもの

→カミとは、こういった存在である

 

「ミコト」=命・尊

最高のものである「ミ」から、「コト=言葉・使命」を受けた人のことを言う。

また、カミより古い言い方で、カミを表す時にも使う。

 

 

「ヌシ」

「ミ」「ヒ」「チ」の神聖なものをたくさん持っているものを表す。

転じて、土地を治める=人をたくさん支配するものを指すようにもなった。

 

大国主命オオクニヌシノミコト)

→出雲地方を支配しており、たくさんの人を影響下に置いていた

 

大物主命(オオモノヌシノミコト)

大国主のコンサルをしており、たくさんの知識を持っていた

 

 

日本人に霊性の高い人が多い理由

 

さて、すこしスピリチュアルな話になりますが。

 

海外の多くの宗教者やヒーラーさん、スピリチュアルに関連している人たちは、

 

「日本人には霊性が高い人が多い」

 

と口をそろえて言います。

 

本来は霊性の高さに民族は関係なく、すべての人間は等しくそれを有していると考えるのが現代のスピリチュアリズム

それなのに、なぜこんなことを言うのかとずっと疑問に思っていました。

 

もしかすると、はるかはるか古代よりあった日本人の信仰に対する態度と、神聖なものを感じ取る習慣が、現代の生活の中に活きているのかもしれません。

 

そしてそれが日本人のスピリチュアリティのDNAに深く刷り込まれていれば、これほど心強いものはないですね。