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天皇制・皇室に反対!廃止派の理由も見てみよう!歴史学者が挙げた6つの理由とは?

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※筆者は天皇制廃止論者ではありません。

 

日本人にとって当たり前にある、天皇や皇室。

その皇室を廃止すべく動いている人たちがいることをご存知でしょうか。

 

以前はその理由を知ろうともしなかったし、わからなかったのですが、ふと興味を持ち調べてみたので、まとめました。

 

今回は皇室反対論者の理由を、津田左右吉(つだそうきち)氏の著書より引用いたします。

 

 

最初に言っておきますが、津田左右吉天皇廃止論者ではありません。

これから列挙する6つの理由も、津田氏が天皇廃止論者を諭すためのものだということを念頭に置いて下さいね。

 

 

昭和の歴史学者津田左右吉は「津田事件」で有名な人!

津田 左右吉(つだ そうきち、1873年明治6年10月3日 - 1961年昭和36年12月4日)は、20世紀前半の歴史学者である。『日本書紀』『古事記』を史料批判の観点から研究[1]したことで知られる。 

wikipedia津田左右吉」項より引用

 

「津田事件」という事件をご存知でしょうか。

時は戦前、天皇制にいちゃもんをつけたら不敬罪になる時代の事件です。

 

戦前、皇室の先祖は神であるとすることで国民を政治的にまとめていました。

その根拠として『古事記』や『日本書紀』を政府は掲げており、聖書のごとく絶対視されていたのです。

 

そこにいちゃもんをつけたのが、津田左右吉氏。

当時は早稲田大学の教授でしたね。

 

津田氏は自らの著書を通じて、『古事記』や『日本書紀』に関する批判をしたんですね。

 

これは天皇の支配を正当化するものだ!

とか

初代の神武天皇から14代目の仲哀天皇までは存在しない!

とか。

 

聖書である『古事記』『日本書紀』を批判された政府は怒り、不敬罪として逮捕されてしまいました。

 

これが津田事件。

 

この人、反天皇に見えるでしょ?

 

 

でも、実は天皇制の維持を唱えている人なんですね。

 

天皇制は時代に応じて変化していて、別に民主主義とは対立しないけどな」

 

って。

 

要は、「変な嘘や伝説を作って天皇制を維持させるよりも、憲法や法律でしっかりとその基盤をつくりましょうや」って主張なんですね。

 

なので、津田さんの名誉にかけて繰り返します。

 

この人は天皇制廃止論者ではないです。

 

 

天皇制・皇室廃止論者が掲げる「天皇制廃止の6つの理由」

 

さて、大東亜戦争(太平洋戦争)が終結した後、反天皇天皇廃止論者が活気づきます。

 

特に共産主義運動が世界的に盛んになってきたこともあり、共産主義のグループであるコミンテルンが主に反天皇・皇室廃止を進めたのですね。

 

彼らの目標の一つに「皇室転覆」 が堂々と掲げられていたのです。

 

そんな反天皇天皇制や皇室廃止論者が拠り所としている理由を、津田左右吉氏の『日本文化の現状について』を参考に列挙していきます。

分かりやすいように上記資料を現代語訳(というより意訳)してあります。

 

ちなみに津田氏は、アンチ天皇派の言い分に対してしっかりと反証をしています。

ですがこの記事では反対派の理由のみ取り上げます。

 

皆様も一度、下記6つの理由に関してご自身で反論をしてみてくださいな。。

 

①太平洋戦争の責任者

大東亜戦争(太平洋戦争)は、天皇が行う「宣戦の詔勅」によって開かれたのだから、一応その責任者は天皇になるのではないか? 

 

つまり、国民に「戦争しますよ」って言ったのは天皇なんじゃん!

責任とれよ!!

 

っていう主張ですね。

 

天皇は民衆を圧迫する

軍隊や官僚などは天皇に隷属するものである。戦時中に国民を監視していた秘密警察も、天皇制維持のためのものになったではないか。これは天皇制の存在と切り離して考えることはできないものですよね。

こういった国民を圧迫するためのものから国民が自由になるためには、天皇制を廃止しなければいけませんよね。 

 

まぁ言いたいことはわかります。

戦前は軍隊や官僚、不敬罪などを取り締まる秘密警察など、その機関のすべては「お国の為、天皇の為」ということで動いていたのです。

そして「国の為、天皇の為」に国民を圧迫し、自由を奪ったのでは?また、今後もそうなるのでは?という懸念を持っていたということです。

 

天皇家は財政の無駄遣い

皇室は財産をめっちゃ持ってる。 

 これは国民から搾取したのでは?

 

皇室に対してお金がかかることや、皇室が多額の財産を所有していたことに対する不平等感・不公平感によるものです。

 

天皇を過度に神秘化・神聖化している

 「天皇は神様だ!」というように、天皇を神秘家・神聖化していた。

これが天皇の本質であると国民に強制することは、民主主義にも反するし現代の国民の思想の自由を侵害するものではないか?

 

日本国憲法19条の「思想・良心の自由」や民主主義の原則などに反しているのでは?ということです。

 

 

⑤歴史の解釈を間違えている

 皇室は日本人に対する征服者であるとか、民衆を奴隷化したり搾取した専制君主であるとか、こういう歴史観を元に、天皇民衆の敵であるとしている。 

 

これはよくサヨクの方々が使用する手ですね。

歴史をねつ造、もしくは誤った解釈を意図的にさせることで、天皇を敵であると思わせています。

 

また、

 

中世のヨーロッパの専制君主時代や、そこから思いついたような社会や政治の様子を、日本にも我が国に当てはめている。

 

とも言っています。

 

中世のヨーロッパの専制君主では、国民は圧と搾取に苦しんでいました。

それを、天皇制=専制君主と勘違いして、日本にそのまま当てはめて考えてしまったのですね。

 

天皇は民衆に対立し、国民主権と相いれない

 君主と民衆は対立関係にあるものとしている。君主はその本質として専制的な権力をふるうものである。また、概念的・形式的に、君主政治と民主政治では反対のものになる。

 

民主主義と天皇制は絶対に相容れないものなのだ!という主張です。

 

津田左右吉天皇廃止論者を徹底的に論破した!

 

こんな論理を掲げている天皇制廃止論者を、津田氏は徹底論破しました。

 

★制法の精神を考えない

★事実を無視し、一時的にすぎない事を持ち出している

★本質でない事を本質かのように騒ぎ立てる

★ヨーロッパの状態をそのまま日本に当てはめる

★形式論的・概念的になりすぎて、実際の政治や人の心の機微を考えてない

★そもそも論理に飛躍がある

 

などと唾棄しました。

 

 

私も皇室維持派ですが、今回の記事をこういった形で書いたのは、こうした反対派の意見を知る事も大事だと考えているからです。

 

繰り返しますが、今回の反皇室派の考え方に対する反論は掲載していません。

ですので、お時間があるかたは是非、ご自身で反論をしてみてくださいね。