神道的生活〜神道とは生きることと見つけたり

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

神道の「八百万の神」思想の意味って2通りあるって知ってた?神道の成り立ちや起源から見ていきます!

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神道の特徴って何?って聞かれたときに真っ先に思い浮かぶのが

 

「日本には八百万の神がいるんだよ」

 

ってことだと思います。

 

いわば神道の代名詞的存在として「八百万の神」という考え方がありますね。

 

八百万の神」という言葉の意味は、

 

八百万の神」(やおよろずのかみ)と言う場合の「八百万」(やおよろず)は、数が多いことの例えである。

引用:wikipedia「神」の項

 

ということで、無限にたくさん神様がいますよ、って意味ですね。

つまり神道では、神様は1柱だけではなく、たくさんの神様が存在して当然なんだという考え方を、「八百万の神」といっているのです。

 

いわゆる一神教多神教の違いですね。

 

さて、ここからが本題です。

この八百万の神の考え方には2通りあるってご存知でしたか?

色んな文献やサイトを見ていたのですが、八百万の神についての説明に関して、うまく説明しきれていないようなものが多かったのです。

 

なので、ここでは神道の成り立ち・起源から大きく2つに分けて、「八百万の神」の考え方を見ていきたいと思います。

 

自然信仰(アニミズム)・精霊信仰からの八百万の神

 

神道というか日本人の信仰の原点は、アニミズムにあるといわれています。

 

アニミズムとは、生き物や樹木、自然現象など、全ての自然物に魂があると考え、それを畏怖し崇拝する信仰の形態を言います。

 

例えば、狐も神様・虫も神様・岩も神様・雷も神様・樹も神様・自然の移り変わりも神様だし、男性器も神様です。

 

こうした「万物すべてに神が宿る」という考え方から、八百万の神という考え方が生まれてきました。

 

全てのものは不完全であり、お互いに関連し、補い合い世界を作っている、

 

という日本人の自然観が信仰に現れています。

 

だからこそ、

 

「岩」「雷」「狐」など、自然界の色々なものをひとつづつ祀り、意思疎通を図り調和をしよう!

 

としたのですね。

 

これが日本人特有の「和をもって貴しと為す」という価値観につながっていると思っています。

 

これが日本に「八百万の神」が生まれた一つの要因になります。

 

八百万の神の一つ目の意味は、

 

自然界のものや現象など、一つ一つのすべてに神が宿る

 

というものだとお考えいただければと思います。

 

 

沢山の部族や皇室にまつわる神などをまとめたが故の八百万の神

 

さて、2つ目の「八百万の神」の意味を見ていきましょう。

こちらは政治的なところになりますが、一言でいうとこういうことです↓

 

いろんな人にそれぞれ信仰している神様がいても、それはそれでOKですよ!

 

というのが、八百万の神の2つ目の意味です。

 

 

①いろいろな部族=豪族の神様を祀ることを許した

 

縄文時代弥生時代にかけての日本には、たくさんの部族が住んでいました。

その部族は後に豪族と呼ばれるものになっていきます。

 

このたくさんの部族や豪族を、一つにまとめたのが大和朝廷=今の天皇家の先祖だといわれています。

古事記日本書紀などに書かれている、豊葦原中国の平定ですね。

天下統一です。

 

各地の部族や豪族をまとめる際に、武力だけを行使して従わせると、どうしても遺恨や反発が起きますよね。

 

なので天皇家の先祖は日本を統一するにあたって、その土地や部族・豪族の神様をそのまま祀ることを許したのです。

 

その為、日本にはたくさんの信仰が残ることになり、八百万の神様につながっていきました。

 

天皇家の先祖ひとりひとりが神様になった

 

古事記日本書紀を見ていると、たくさんの神様が登場します。

ここに出てくる神様のほとんどが天皇家に繋がっていくわけですね。

 

こうしたやんごとなき神様も、八百万の神様の中の一部となっています。

 

③外国からくる神や人もカンガン取り込むスタイル

「マレビト信仰」という言葉をご存知でしょうか。

 

まれびとマレビト(稀人・客人)は、時を定めて他界から来訪する霊的もしくは神の本質的存在を定義する折口学の用語。 

引用:wikipedia「まれびと」項より

 

つまりは、外から来たものも信仰することを指します。

 

例えば、渡来人や仏教、現代でいうとクリスマスやハロウィン等もマレビト信仰に含まれるのではないでしょうか。 

 

日本の文化の特徴として、外国などの外の世界から入ってきたものを柔軟に取り入れるということがあります。

外来の仏教ですら、大日如来などオリジナルの仏を造ったり、神社で仏様を祀ってみたりと好き放題やってきました。

 

外部からやってきたものも積極的に信仰してきた結果、それらも八百万メンバーの一員になっていきました。

 

そしてどんどん増えていく八百万の神

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この八百万の神様ですが、今後もどんどんと増えていくと思います。

 

なぜなら、神がかった現象や行動、人物などがどんどんと崇拝の対象になっているからです。

 

家康公や松下幸之助さんなどがパッと思いつきますが、最近だと2019年に現役を引退したイチロー選手なんかわかりやすいですよね。

 

数々の伝説と記録を打ち立ててきたイチロー選手は、国内外の野球選手から信奉され、お手本とされています。

日本に凱旋した時も、たくさんの日本人プレーヤーがイチロー詣をしたと聞いています。

またイチロー選手の名言集をバイブルにしている選手もいると聞きます。

おそらく、スポーツ界の神様的な存在で神格化をされていくでしょう。

 

野球といえば、1998年には大魔神社というものもありましたねw

その年に活躍した、横浜ベイスターズ大魔神佐々木主浩選手が祀られていました。

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こういったように、偉業を達成したすごい人などは、神格化をされ、八百万の神メンバーに加わっていくと思います。

 

今後はどんな人やモノが神様が入っていくのか、とても楽しみですね!