神道的生活〜神道とは生きることと見つけたり

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

「いのちをいかす」のが芸術である!〜いけばなの美しさは人を動かす!-映画『花戦さ』より

f:id:EitaMido:20190228215233j:image

 

名画や綺麗な花を見た時、なぜ人は感動するのでしょうか。

それは、芸術や美しいものはいのち=魂に繋がっているから。

いけばなで豊臣秀吉を説得するという映画『花戦さ』から改めて教えられました。

 

 

茶と花を、人の心を大切にせよ。

それこそが上に立つものの道じゃ。

ー映画『花戦さ』より織田信長のセリフ

 

茶道もいけばなは、禅の考え方と芸が融合した日本独自の美術です。

その美は、人の心を動かすものです。

 

美で人を動かそうというテーマを描いたのが、今回ご紹介する『花戦さ』。

しかも動かす相手が、時の権力者の豊臣秀吉

一番調子こいてる時期の秀吉を、花をつかって心変わりさせようと奮闘する映画です。

 

美しさとはなんなのか?

芸術とはなんなのか?

芸術に携わる人の心持ちってどういうものなのか?

 

こういったことが学べる映画でした。

 

 

また、芸術を取り扱ってるということで、ひとつひとつのシーンがめちゃくちゃ綺麗なんですよ!

いけばなのシーンとか、

f:id:EitaMido:20190228214203j:image

 

屏風に絵を描くところとか。

f:id:EitaMido:20190228214255j:image

ちなみにこの絵は、今をときめく小松美羽さんが描いたもの。

小松さんのファンなので、出てきた瞬間すぐに分かりました笑

 

日本の美を、文化を、そしていけばながこの国にあることを誇りに思える映画です。

 

 

映画『花戦さ』のあらすじ

 

戦国時代の京都。花を生けることで世の平穏を祈る「池坊」と呼ばれる僧侶の中でも、専好(野村萬斎)は名手とうたわれていた。そのころ、織田信長中井貴一)亡きあと天下を手中に収めた豊臣秀吉市川猿之助)の圧政が人々を苦しめ、専好の友であった千利休佐藤浩市)が自害に追い込まれる。専好は秀吉に対して、力ではなく花の美しさで戦おうと立ち上がる。

引用:https://movies.yahoo.co.jp/movie/花戦さ/358514/

 

この池坊専好は歴史上の人物で、本当に居た人です。

 

また、最後に秀吉にいけばなを奉じて、心変わりを説くシーン。

ここで出てきた作品は、実際に専好が秀吉に献上したいけばなと同じようなものを再現したとのことです。

 

↓こちらが映画

f:id:EitaMido:20190228214922j:image

f:id:EitaMido:20190228214715j:image

 

↓こちらが実際に秀吉に献上したもの

f:id:EitaMido:20190228214740p:image

 

 

 

花戦さ』の名言から「美」について学ぶ

 

この映画には、日本の美に関する2人の歴史上の人物が登場しています。

主人公である池坊創始者池坊専好と、茶の湯を確立した千利休

 

 

利休とのやりとりのなかで、人間に成長していく専好。

そんな彼の美に対する考え方を、作中の名言・名ゼリフを通じて見ていきたいと思います。

 

f:id:EitaMido:20190228213328j:image

(山に咲く花を見て)『この中には仏さんがいてはるなぁ』

 

(レンの絵を見て)『レンの絵には、仏様がいてはるなぁ』

 

 

f:id:EitaMido:20190228213400j:image

(池坊のリーダーであることが重荷となり、今まで通りの自分の思うようないけばなが出来なくなった時のセリフ)

『苦しいです
苦行です
きちんとせなと思うと、楽しゅうのうなってもうて、はなをいけるのが
なんや、花に申し訳のうて…』 

 

 

f:id:EitaMido:20190228213650j:image

『茶ぁいうんは、飲んだら後にも残らんわけや
いうたらほんの束の間や。
せやけど、その束の間こそ生きてるゆうことなんやて。
花の中にもそういうもんがあるはずや、そういうのをいけてやりたいんやて。』

 

f:id:EitaMido:20190228213544j:image

(千利休のもてなしを受けた時を振り返り)
『利休さんは私をあんなに、心が解けるように迎えてくれはったやないですか。
あのとき、私は何かに包み込こまれるような気がしてー。』

 

f:id:EitaMido:20190228213735j:image

『花の中には、仏がいてはる。
宿る命の美しさを、
いけとしいけるもののうつくしさを、
切なる営みを伝える力がある。
それは、抜いた刀を鞘に収めさせる力とちがうやろか。』

 

 

f:id:EitaMido:20190228213926j:image

『いやしくも池坊を名乗るならば、花をもって、世を正そうぞ。』

 

f:id:EitaMido:20190228214049j:image

『菖蒲には菖蒲の。
蓮には蓮の美しさ。
同じように、
赤には赤の
金には金の。
黒には黒の、
美しさがございます。』

 

 

f:id:EitaMido:20190228214004j:image

(毒がある花を指して。)

『ええように書いてあげてや。』
毒でも?
『それもまた、花やろ?』

 

 作品詳細

キャスト


池坊専好 - 野村萬斎
豊臣秀吉 - 市川猿之助
織田信長 - 中井貴一
前田利家 - 佐々木蔵之介
千利休 - 佐藤浩市
吉右衛門 - 高橋克実
池坊専伯 - 山内圭哉
池坊専武 - 和田正人
れん - 森川葵
石田三成 - 吉田栄作
浄椿尼 - 竹下景子
俵屋留吉- 河原健二

 

スタッフ

原作 - 鬼塚忠花いくさ』(角川文庫刊)
監督 - 篠原哲雄
脚本 - 森下佳子
音楽 - 久石譲
劇中絵画 - 小松美羽
題字 - 金澤翔子
撮影 - 喜久村徳章
美術 - 倉田智子
編集 - 阿部亙英
録音 - 尾崎聡
協力 - 表千家不審菴裏千家今日庵武者小路千家官休庵
監修 - 華道家池坊
後援 - 京都市
配給 - 東映
製作 - 「花戦さ」製作委員会(東映木下グループ東映ビデオ、竹田本社、エネット、たねやエスカワゴエ、全日空朝日新聞、日本出版販売、デスティニー)