神道的生活

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

福沢諭吉が提唱する家庭教育論! 慶應大学創設者の教育理念とは?

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子供が出来たとき、どういう教育をすればいいのか??

この前、友人とこういう話をしていました。

 

「数学とか国語とかだけを教えておけばいいのかな」

 

という友人に、修身という考え方があるんだよと伝えておきますた。

 

今回は、『学問のすすめ』を書いた福沢諭吉の修身教育に対する考え方をご紹介します。

福沢諭吉氏が書いた『修身要領』という文章で、修身教育に関する理念や考え方を明確にしています。

「学問は天の上に人を造らず、人の下に人を造らず」で有名な諭吉氏ですが、この言葉は本当は何を意味しているのか。

それがうっすらと理解できると思います。

 

何を目指して子供を教育すればいいのか、どんな大人になるように教育をしていくべきか。

迷っているお父さんお母さん、教育者の方は是非参考にしてみてください!

 

 

福沢諭吉の修身教育の理念

 

修身要領

修身要領

 

 

 

第1条  人としての本分を全うすること

 

人は人たるの品位を進め 、智徳を研き 、ますます其光輝を発揚するを以て 、本分と為さざる可らず 。吾党の男女は 、独立自尊の主義を以て修身処世の要領と為し 、之を服膺して 、人たるの本分を全うす可きものなり 。

 

第2条 自立自尊し、他に頼らない自分をつくる

 

心身の独立を全うし 、自から其身を尊重して 、人たるの品位を辱めざるもの 、之を独立自尊の人と云ふ 。

 

第3条 自分で労働しお金を稼ぎ、自分のことは自分でやること

 

自から労して自から食ふは 、人生独立の本源なり 。独立自尊の人は自労自活の人たらざる可らず 。

 

第4条  心身の健康に努めること

 

身体を大切にし健康を保つは 、人間生々の道に欠く可らざるの要務なり 。常に心身を快活にして 、苟めにも健康を害するの不養生を戒む可し 。

 

第5条   命を粗末に扱わぬこと

 

天寿を全うするは人の本分を尽すものなり 。

原因事情の如何を問はず 、自から生命を害するは 、独立自尊の旨に反する背理卑怯の行為にして 、最も賤む可き所なり 。

 

 

第6条   実際に行動し、結果を出そうとする努力を

 

敢為活潑堅忍不屈の精神を以てするに非ざれば 、独立自尊の主義を実にするを得ず 。人は進取確守の勇気を欠く可らず 。

 

第7条   周囲に流されずに、思慮判断できる智力を養うこと

 

独立自尊の人は 、一身の進退方向を他に依頼せずして 、自から思慮判断するの智力を具へざる可らず 。

 

 

第8条   男女はお互いに尊敬し、活かし合うこと

 

男尊女卑は野蛮の陋習なり 。文明の男女は同等同位 、互に相敬愛して各その独立自尊を全からしむ可し 。

 

 

第9条  夫婦は互いに尊敬し、独立自尊を侵さないこと

 

結婚は人生の重大事なれば 、配偶の撰択は最も慎重ならざる可らず 。一夫一婦終身同室 、相敬愛して 、互いに独立自尊を犯さゞるは 、人倫の始なり 。

 

第10条   親は子供を大切にし、子供は親を大事にし、傷つけ合わないこと。

 

一夫一婦の間に生るゝ子女は 、其父母の他に父母なく 、其子女の他に子女なし 。親子の愛は真純の親愛にして 、之を傷けざるは一家幸福の基なり 。

 

第11条   教育は人間の基礎となるもの。家庭教育を疎かにしない。

 

子女も亦独立自尊の人なれども 、其幼時に在ては 、父母これが教養の責に任ぜざる可らず 。子女たるものは 、父母の訓誨に従て孜々勉励 、成長の後 、独立自尊の男女として世に立つの素養を成す可きものなり 。

 

第12条   一生勉強を続け、人格を成長させること

 

独立自尊の人たるを期するには 、男女共に 、成人の後にも 、自から学問を勉め 、知識を開発し 、徳性を修養するの心掛を怠る可らず 。

 

 

第13条   社会の基礎は、独立自尊した人と家族の集まりであるべし

 

一家より数家 、次第に相集りて 、社会の組織を成す 。健全なる社会の基は 、一人一家の独立自尊に在りと知る可し 。

 

 

第14条   自分の権利だけでなく、他人の権利も尊重すること

 

社会共存の道は 、人々自から権利を護り幸福を求むると同時に 、他人の権利幸福を尊重して 、苟も之を犯すことなく 、以て自他の独立自尊を傷けざるに在り 。

 

第15条   復讐はせず、名誉回復は結果を出すことで成すこと

 

怨を構へ仇を報ずるは 、野蛮の陋習にして卑劣の行為なり 。恥辱を雪ぎ名誉を全うするには 、須らく公明の手段を択むべし 。

 

 

第16条    仕事の大きさに依らず、全力で仕事に打ち込むこと

 

人は自から従事する所の業務に忠実ならざる可らず 。其大小軽重に論なく 、苟も責任を怠るものは 、独立自尊の人に非ざるなり 。

 

第17条   「信」を人間関係の基礎とすべし

 

人に交るには信を以てす可し 。己れ人を信じて人も亦己れを信ず 。人々相信じて始めて自他の独立自尊を実にするを得べし 。

 

第18条    礼儀やマナーは、敬意を表す重要なツールと心得よ

 

礼儀作法は 、敬愛の意を表する人間交際上の要具なれば 、苟めにも之を忽にす可らず 。只その過不及なきを要するのみ 。

 

第19条   自己を超越して、利他の人になること

 

己れを愛するの情を拡めて他人に及ぼし 、其疾苦を軽減し其福利を増進するに勉むるは 、博愛の行為にして 、人間の美徳なり 。

 

第20条   動物に対する無駄な殺生や虐待をしない

 

博愛の情は 、同類の人間に対するに止まる可らず 。禽獣を虐待し又は無益の殺生を為すが如き 、人の戒む可き所なり 。

 

 

第21条   芸術や文学などで、人間としての品性を高めること

 

文芸の嗜は 、人の品性を高くし精神を娯ましめ 、之を大にすれば 、社会の平和を助け人生の幸福を増すものなれば 、亦是れ人間要務の一なりと知る可し 。

 

第22条    国は国民を助け、国民は国を支えること

 

国あれば必ず政府あり 。政府は政令を行ひ 、軍備を設け 、一国の男女を保護して 、其身体 、生命 、財産 、名誉 、自由を侵害せしめざるを任務と為す 。是を以て国民は軍事に服し国費を負担するの義務あり 。

 

第23条   国の動向や方針を常に気にかけるのは国民の義務である

 

軍事に服し国費を負担すれば 、国の立法に参与し国費の用途を監督するは 、国民の権利にして又其義務なり 。

 

第24条   敵が攻めてきた時には、男女問わずに敵と戦うこと

 

日本国民は男女を問はず 、国の独立自尊を維持するが為めには 、生命財産を賭して敵国と戦ふの義務あるを忘る可らず 。

 

 

第25条   社会の平穏や安心を維持するのは国民ひとりひとりである

 

国法を遵奉するは国民たるものゝ義務なり 。単にこれを遵奉するに止まらず 、進んで其執行を幇助し 、社会の秩序安寧を維持するの義務あるものとす 。

 

 

第26条   宗教や言語、人種などで人を蔑視しない

 

地球上立国の数少なからずして 、各その宗教 、言語 、習俗を殊にすと雖も 、其国人は等しく是れ同類の人間なれば 、之と交るには苟も軽重厚薄の別ある可らず 。独り自ら尊大にして他国人を蔑視するは 、独立自尊の旨に反するものなり 。

 

第27条   古代より続く道徳や文明をさらに強化して、未来に受け継ぐこと

 

吾々今代の人民は 、先代前人より継承したる社会の文明福利を増進して 、之を子孫後世に伝ふるの義務を尽さざる可らず 。

 

第28条   世の中の人のレベルを上げるのが教育の役目である

 

人の世に生るゝ 、智愚強弱の差なきを得ず 。智強の数を増し愚弱の数を減ずるは教育の力に在り 。教育は即ち人に独立自尊の道を教へて之を躬行実践するの工風を啓くものなり 。

 

第29条   この修身を広め、社会全体で最大幸福を作ること

 

吾党の男女は 、自ら此要領を服膺するのみならず 、広く之を社会一般に及ぼし 、天下万衆と共に相率ゐて 、最大幸福の域に進むを期するものなり 。