神道的生活

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禅・仏教の食事の5つの心得「食事五観の偈」。子供にも教えたい食育・こころのマナーとは?

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皆さんも大好きな食事の時間。

食事が生きがい!と言う人もたくさんいると思います。

ちなみに私の部下は、「ぼく、社食でメシ食う為に会社来てるっすね!!」とか言ってましたが。

仕事もしっかりしろよな^^

 

そんな楽しい食事の時間ですが、実は仏教や禅寺に入っている人にとって大変重要な修行となっています。

毎日必ず必要な事だからこそ、丁寧に心を定めて行わなければいけないのですね。

 

お坊様のようにストイックにやらなくても構いません。(まぁ恐らく無理でしょうが…)

ですが、食事は毎日のこと。

だからこそ、ひとつ心がけを変えるだけで、心に大きな変化が出てくるのではないかと感じます。

 

人間性や徳を高めて、心も美しい人になるように、是非ご覧ください!!

 

 

食事五観の偈とは?

 

主に禅宗において食事の前に唱えられる偈文。唐代の南山律宗の僧、道宣が著した『四分律行事鈔』中の観文を宋代に黄庭堅が僧俗のため約したもの。

 

昔の中国にて考えられた五観の偈は、日本では道元さんが広めたと言われています。

 

この「食事五観の偈」は、食事五観文や食事訓などとも言われ、仏教の宗派で幅広く唱えられる教えなのです。

 

 

食事の5つの心得!食事五観の偈の内容とは?

 

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1.感謝をすること

功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る

 

命を恵んでくれた食材、農家や漁師や屠殺業者、流通小売、料理人…

様々な命のおかげで、この食卓が成り立っていることに、感謝の念を持ちましょう。

 

 

2.謙虚さを忘れてないか?

己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。

 

自然界は弱肉強食と言われる世界で、強者が弱者を食することができる世界です。

ですが、こと人間界においてはこの論理は成り立ちません。

この食材を食べることが出来ているのは、貴方が強者だからでははありませんよね。

 

逆に「道徳」が完璧ではないにもかかわらず、この社会の恩恵を受けていることに、謙虚な気持ちを持たなければいけません。

自分の至らなさを見つめ、「有り難さ」を感じ、謙虚な気持ちで食事をいただきましょう。

 

 

3.貪らない、不満を抱かない

心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。

 

自分を良く見せるため、異性を垂らし込むため、ストレス解消のため、インスタのため…

食事の目的は沢山ありますが、見栄や貪りや欲望などを食事に持ち込まないようにしましょう。

 

また、出された食事に対して、「もっとこうしたらいいのに!」「なんか違う!」「もっと食べたい!」などの怒りや貪り、不満を抱かないようにしましょう。

 

食事を元に、マイナスな感情を起こさないようにしていただきたいです。

 

ただしパクチー、お前だけはダメだ

 

 

4.身体を作るため、病を防止するための食事

正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。

 

この食事を身体を作るためにいただきましょうと言う意味です。

身体を健やかに保ったり、成長を促すために食事をいただくようにしましょう。

 

また食事には、飢餓状態や栄養失調状態などの病気を避けるための薬という意味合いもあります。

だからこそ、病気を招くような食べ方は避けましょう。

 

5.生きる目的や使命を達成するための食事

成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

 

もちろん夢を達成するためのエネルギー源としての食事という側面もあります。

食事を受けた恩を、自分の道を歩んで世界に返していくことは大切ですね。

 

また食事をいただくこと自体が心を磨くため、自分の道や理念を達成するための修業になります。

 

 

人が人であるために

 

さて、食事五観の偈はいかがでしたか?

 

食事は、人も動物も、生きとし生ける者全てが行うもの。

だからこそ、心がけ次第で人間と動物の区別がつくもの。

 

人間が何かを食べることを食事といいます。

動物が何かを食べることを食餌といいます。

 

ですが、人間でありながら餌を食べている状態の方が多く見受けられます。

 

皆さんも餌を食べる人間にならないように、食事の際には五観の偈を思い出してみて下さいね。