神道的生活

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

禅から学ぶ、ずっと大切にされる人の秘訣〜変わらないものの重要さ

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松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)

 

または松寿千年翠とも書きます。

 

桜やバラ、梅やタンポポなど植物には華やかなものが多いですね。

ですが、松の木は散ることも無く、年間を通して緑を保っています。

 

華やかでもない松の木が、結局一番長い寿命を保つという事です。

 

「変わっていく価値観」「変わらない価値観」をしっかり見分けること

 

▼花のようにすぐ散る情報に踊らされる私たち

めまぐるしく変わっていく世の中。

特に最近は、SNSやインターネット、スマホなどの発達で、沢山の情報が入ってきますね。

 

あれをすべき、こういう人間になるべき、こういうスタイルが人から羨ましがられる……

などなど、情報の中にうまくお金儲けの広告も混じり、ありもしない理想を得ようと躍起になっている人も多く見られます。

 

こういった作られた価値観・新たな価値観は、またすぐに変わっていってしまいます。

こういった価値観は一見華やかで魅力的ではありますが、綺麗な花のようにすぐに散ってしまう移ろいやすい価値観であるといいます。

 

そしてまた次の価値観や考え方を自分の中に取り入れようともがき、そしてまた実現した価値観が消えていき……というような忙しいサイクルに飲み込まれていきます。

 

これでは、

・外見ばかりで中身の薄い、魅力のない人になってしまう

・価値観ザッピングで自分自身が疲弊してしまう

・物事を信じられなくなってしまう

・本質的な部分を見れずに、本当は不要なことに時間と金を費やしてしまい、手遅れになる

・常に情報に心や気持ちをかき乱される

といったような弊害が起きてしまうのです。

 

 

▼松の緑のような、いつの時代でも変わらない価値観を大切にする

 

こういった花の弊害を避けるためには、松の緑の様な普遍的な価値観に身を置くことです。 

 

普遍的な価値観とは、

・いつの時代でも変わらない価値観

・原理原則に基づく価値観

のことを言います。

 

幸い日本という国は、2600年以上も続く価値観を持った国です。

「素直・正直・協力・清潔」を基本とした価値観は、今でも社会に根付いています。

 

昭和から、明治からの新しい価値観ではなく、こうして代々受け継がれてきた価値観をもっと学ぶべきだと思います。

 

こういった価値観が人生の根本にある人は、花の様な情報を楽しむだけ楽しんで、花の魅力に飲み込まれず安楽な生活を送ることができます。

 

 

ずっと大切にされる人の秘訣

 
▼花がチヤホヤされるのは咲いている間だけ

 

桜やバラなどの華やかな花は人気があります。

ですがちやほやされるのは咲いている間だけ。

花が散ってしまえば、あとは毛虫が沸く木として嫌われたり、茎だけになった本体はゴミ箱に放り込まれたりします。

 

最近はやりの『ゴミ屋敷とトイプードルと私』というマンガがあります。

主人公の女性は元モデルで、若い頃は注目の的となりキラキラした生活を送っていました。

ですが、30代後半に差し掛かり周りからチヤホヤされなくなる事に気がつきました。

今まで通りチヤホヤされるキラキラ生活を目指そうとしますが、周りはその女性を侮蔑の目で見られるようになります。

若さと美貌でやってきた女性がそれを失った瞬間からの、転落人生を描いています。

 

この漫画は正直笑えません。

 

自分のウリが無くなってもそれに気づかずに、今まで通りに振る舞って失墜していく人が多いからです。

 

また、イケイケの時に人にした悪い事やネガティブな言動、人に与えた恨みや怨み、妬みなどは、花が散ってから仕返しをされます。

 

 

 
▼自分がなぜチヤホヤされているかを知り、必要以上に人の欲望を刺激しないようにすること

 

人の欲を掻き立てて注目を集めようとする人は、相手の欲を満たせなくなった時に見向きもしなくなります。

 

また、若さや財力というものの恩恵を受けていることに気がつかず、自分の実力や人柄でチヤホヤされていると勘違いしている人が多いですね。

 

そのウリがなくなった時に窮地に立たないように、日頃から人の欲を必要以上に刺激し、注目を浴びようとしないようにしましょう。

 

また、自分がなぜチヤホヤされているかを冷静に分析できるとなお良いと思います。

一般的に、無くなりやすいものや派手なものが人の欲を掻き立てます。

そういう要素が自分にあるかどうか。

 

そういった意識が、長く愛される秘訣になります。

 

 

変わらないホンモノの価値観を手に入れるコツ

 

▼こういった判断基準はかなりヤバい!

 

「みんなやってるから」

「流行っているから」

「かわいいから」

「あの人がやっているから」

「人からよく思われたいから」

 

ということでモノや人を選んだり、自分の行動を決定していることはありませんか?

 

こういった価値観は、長く大切にされる人からどんどんと離れていく原因となります。

 

自分に自信をもって生きるため、周りから長く愛されるためには、こういった軽佻浮薄な考えで行動をしないようにする必要があります。

 

いかに地味でも、自分の大切だと思うものを守り、欲に流されない節度と努力は大事だと思います。

 

 

▼大切にされる人の判断基準

 

私の10年来の女友達の話をします。

元モデルをしていて、昔はよくモテました。

そして、おばさんになった今でも周りから大切にされています。

 

モデルをやっていた時からなのですが、美貌を利用して男あさりもフリーセックスも浮気もせず、常に仕事に真面目で妥協しない子でした。

また、男性と食事に行ってもお金は全て割り勘で、プレゼントされても同額のものをお返しするか断るかをしていたといいます。

 

 

ある時に「お前なんで男遊びしやんの?金にも苦労せんやろ?」と質問しました。

 

親やおじいちゃんおばあちゃんの顔がちらつくから、恥ずかしいことはしないって決めてるんよ〜

 

私の周りだけかもしれませんが、いつになっても好かれている人はこういった考え方があるような気がします。

 

・親

・おじいちゃんおばあちゃん

・自分の大切な人や好きな人

・尊敬する人

・子供(いてもいなくても)

に見られて恥ずかしくない行動や発言をしているか。

また、こういった人に褒められるような言動であるか。

 

こういった判断基準で行動をする事が、人に大切にされる秘訣のひとつだと考えています。

 

 

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確かに花は鮮やかで魅力的です。

なので、人生には花を愛でることも大切です。

カタいだけの人間にも、これまた魅力がありません。

 

松樹千年翠という禅語では、松を変わらない本質、花を変わっていく派手で魅力的な価値観と考えます。

人生の比率として松と花は、7:3くらいの割合で心がけておくと良いと思います。

 

現代社会の問題は、花を重視する割合が9割から10割合というバランスになっている事です。

変わりやすく、欲望を掻き立てるような価値観に支配されているために、現代社会の諸問題が起きているといっても過言ではありません。

 

変わらない本質を再発見する事が、本当の幸せになる近道だと思っています。