神道的生活

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お稲荷様についての解説と注意点〜お稲荷様は怖いもの?

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昔、クライアントからいただいた質問に回答します。

 

お稲荷さんって、一回お参りをしたら永遠にお参りを続けないといけないものですか?

 

確かに稲荷を祀る場所では、そういう話を聞くことは多々ありました。

特に、神社ではなく個人の家で祀っているケースでよくそう言った話を聞きますね。

代々祀って来た稲荷を孫の代で疎かにし、家が没落して言ったというようなお話です。

 

さてそれでは、一度稲荷神社に参拝してしまったら、ずっと稲荷神社に参拝し続けなくてはいけないのでしょうか?

もしそうなら、うかうか稲荷神社に御朱印を貰いになんて行けませんよね。

 

そもそも稲荷様は数種類ある?

 

この疑問を解くためには、まず稲荷とは何か知ることが重要です。

みなさんが持っている稲荷のイメージは、嫉妬深くて、祟ると怖くて…というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?

 

実は稲荷様は稲荷神をベースに、色んな神様がミックスされて出来た神様なのです。

 

下の記事を参考に、稲荷様のイメージを少し変えていただければと思います。

 

▼稲荷は元々は「食糧の神様」だった

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稲荷社の総本山の伏見稲荷神社の元々の祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と呼ばれる神様です。

この宇迦之御魂神は別名・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と言われています。

 

うかのみたまのウカとは、食糧の事。

つまり宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)とは、食糧を司る神様でした。

 

それでは、なんで食糧の神様のモチーフが狐なのでしょうか。

それは縄文時代には、貴重な食糧である米を食い荒らすネズミに困っていました。

そのネズミの天敵が狐、もしくはオオカミだったのです。

お米や稲をネズミから守る者として、狐やオオカミが神の使いとして信仰されていきました。

オオカミも狐に似ていることから、時間の経過と共に狐にイメージが一本化されていったということです。

 

 

▼犬神に注意

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冒頭でもお話ししましたが、個人の家単位での信仰については、犬神(狗神)というものがあります。

現在の稲荷信仰のイメージは、この犬神様とごっちゃになっている部分が多々あると感じています。

 

犬神様とは、神様ではありません。

一種の呪術です。いわゆる呪いの類といっても差し支えないでしょう。

 

犬神様とは、個人や会社の繁栄を願う呪術です。

しかし問題となるのはその方法。

この呪術を完成させる為には、犬(または猿)を残酷な方法で殺す必要があります。

その殺された犬の恐怖や恨み、失望のエネルギーを用いて自分の家に繁栄を呼び込みましょうという術なのです。

 

この呪術で使用される負のパワーは、非常に扱いが難しいと言われています。

非常に大きなエネルギーを持っていますが、扱いを間違えたり放置をすると、悪い方向に大きく作用します。

つまり原子力のようなものですね。

安全に使えば電力など大きなメリットがありますが、使い方を間違えると原爆や原発事故のように大きな被害を及ぼします。

 

このような犬神と稲荷信仰がごっちゃになり、今の怖い稲荷様というイメージが出来たのです。

 

 

▼個人司祀の信仰では動物霊を祀ることが多い

 

 また、犬神様以外にも動物霊を祀っている個人宅が非常に多いですね。

 

一戸建ての中に稲荷の祠があるお家も珍しくないでしょう。

これは主観ですが、こういった個人宅の祠の9割が動物霊や低級霊をお祀りしています。

 

こういった場合も、稲荷様いう名目で祀られている場合が多いのです。

 

 

荼枳尼天との習合

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 荼枳尼天(だきにてん)と呼ばれる神様が、稲荷様と一体化していることもあります。

 

荼枳尼天とは元々はインドの神様で、人の内臓を喰らう女神とされています。

荼枳尼天がジャッカルという狐に似た動物に乗っていることから、稲荷神と一体化されてしまいました。

 

この荼枳尼天がまた厄介なんです。

好きなものは人の貪欲さや恨み辛みなどのマイナスのエネルギー。

そして、一度参拝したら一生お参りをしないと祟られるというのも、稲荷様と名がついた荼枳尼天が多いです。

 

天下を取った織田信長徳川家康などは、この荼枳尼天を崇拝していました。

そして荼枳尼天の恐ろしさもよく知っていました。

家康は荼枳尼天にお礼をするため、関東一帯に稲荷神社を増やしています。

だから関東には稲荷神社が多いのですね。

 

 

 

結論:お稲荷様の正体をしっかり把握すること!

 

稲荷神社や祠は本当にたくさんありますよね。

そこで一番重要なことは、その稲荷は本当は何なのかを十分に把握する事です。

 

それが本来の稲荷神なのか、それとも荼枳尼天なのか、犬神などの呪詛なのか、動物霊を祀ってるだけなのか……

 

稲荷神であればOKなのですが、荼枳尼天やそれ以外であれば注意が必要かも知れません。

君子危うきに近寄らず、と言うように、警戒をした方が良さそうです。

 

 

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本当の稲荷神とは、感謝と奉仕の精神のカタマリです。

 

お米が取れた喜びと自然への感謝、そして人のために働く奉仕の精神。

こういった精神をもって稲荷神社にお参りに向かって行って欲しいと思います。