神道的生活

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

世界最強の戦闘民族・鎌倉武士に学ぶ「一生懸命=一所懸命」

 f:id:EitaMido:20180310155639j:image

 

4月ももうそろそろ、新入社員が入ってくる時期となりました。

入社時に「一生懸命がんばります」と自己紹介した人も多いのではないでしょうか。

 

さて、この一生懸命という言葉ですが、もともとは一所懸命という言葉だったものが変化した言葉だったとご存知でしたか?

 

この記事の中では一所懸命と表記することとします。

 

 

一所懸命とは、大切なものを守るために命を懸けて戦うこと

 

 

さて、一所懸命の語源は、鎌倉時代に遡ります。

 

鎌倉時代は、農地を巡る武力闘争が繰り広げられていた時代でした。

武力が強ければ土地を守れますが、弱ければ土地を持っていかれるという世界だったのです。

弱ければ命の糧になる農地を取られてしまうということ。

それは、大切な家族の命を取られる、もしくは名誉を捨てて勝った者の奴隷となる、という事に他なりません。

 

自分の土地=大切なものを守るために一所懸命働くこと。

つまり、「一所に命を懸ける」ことから一所懸命という言葉がうまれました。

 

一所懸命という言葉は、

 

自分の大切なものを守る、得るために、その一瞬一瞬に命を懸けて戦う

 

という勇猛な価値観を鎌倉武士の中に育てていきました。

 

 

一所懸命の精神が国を守った

 

さて、鎌倉時代の重要で最アツな出来事に、元寇があります。

 

元寇とは、当時の世界最強帝国モンゴルが日本に攻めてきたという事件です。

日本vsモンゴルの戦争で、日本からすると防衛戦ですね。

 

神風が吹いたといわれていますが、実際は鎌倉武士が武力で圧倒したと言われています。

 

例えば、

 

元軍の記録

「話が違う。あんな大軍が展開してるとは聞いてない」
「てつはう使っても遠くから弓矢が飛んできてこっちの弓矢は届かへん」
「一晩に10艘は船が襲われて燃えてる」
「捕虜盾にしても最初から捕虜ごと殺しに来る。船に捕虜縛り付けても捕虜ごと船燃やしに来る。あいつらは人の心持ってない」

「大将らしき奴の首獲ったので首を吊るして威嚇したらその首奪い返しに突撃してきて大損害が出た。意味がわからない」

「あいつらこわい」

 

 

というような戦闘民族ぶりで、日本を数度の元寇から守ってきました。

 

それは、鎌倉武士のもっていた「一所懸命」という精神が現実に具体化した形だったのだと思います。

 

彼らは土地を取られれば、命か尊厳を相手に取られる事を、常日頃の農地争奪戦から知っていました。

自分の大切なものを守るために、ノウハウと知略を結集し、できることを命を懸けて全てやったのです。

 

一所懸命の精神の発露が、モンゴルを圧倒する事となります。

 

また、常に一所懸命に農地を守ってきたため、戦いのノウハウの積み重ねも大きかったのだと思います。

一所懸命に守るためには、ノウハウやスキルの積み重ねも大事なのですね。

 

 

鎌倉武士に学ぶ、一所懸命

 

f:id:EitaMido:20180310155653j:image

 

現代社会では農地の奪い合いもモンゴルの侵略もありません。

ですが、ここを取られたら自分の尊厳が無くなるという場面は、現代を生きるあなたも経験した事があるはずです。

 

その時のために、鎌倉武士に倣って以下の3点を常に意識しましょう。

 

  1. 大事な時に一所懸命に入れるよう、常に一所懸命になっておく
  2. スキルやノウハウ、知識を常に積み重ね、日々の戦いの中で磨いておく
  3. 大事な時は、文字通り命を懸けて戦い、敵も自分も血を見る覚悟を辞さない

 

神道では、鎌倉武士の魂を荒御魂(あらみたま)といいます。

平和な現代では、武力や謀略などの荒御魂は嫌われる傾向があります。

 

ですが、荒御魂も神様の一側面。

武力や謀略などを備えていない者は、大切なものや尊厳を他人に奪われてしまいます。

 

今まで自分を守ってくれた荒御魂に感謝しつつ、自分も大切な人を守るために、常に荒御魂を磨き続けていきましょう。