神道的生活

神道とは、人生を充実させることと見つけたり

ホツマツタエは偽書か本物か?

日本の歴史書である「日本書紀」「古事記」。

この2冊に書かれていない歴史の出来事が書いてあるという事で脚光を浴びているのが「ホツマツタエ」という歴史書です。

 

しかしこの「ホツマツタエ」ですが、偽書、つまり偽物ではないかという説もあるのです。

 

私が感じます所によると、60%本当で40%は偽物の情報が書かれていると思います。

 

60%の真実を、40%の作者の意図で捻じ曲げまげているイメージです。

 

 

ホツマツタエの作者の意図とは

 

神話や神道を正統化するような意図が多分に含まれていると思います。

 

 

それは下記の2点において顕著に現れています。

 

 

当時の日本の風習や生活習慣を、神話に繋げている点

 

今まで無意識にしていた風習や習慣などが神道に根付いていると思わせることで、神道や神話を身近に感じてもらおうという意図を感じます。

 

 

日本の風習の中には、中国の風習が元となったものがたくさんあります。

・ひな祭り

端午の節句

・七夕

これらは大陸の道教が元になったもので、もとあった日本の習慣やお祝いと混ざったものです。

ですがホツマツタエでは、これらの風習を日本の神話が起源と書いているのです。

 

分かりやすくいえば、クリスマスを日本の神話が起源であると言っているようなものなのです。

 

 

その他の日本の風習にも意図的な意味付けをしようとしている。

 

もともと日本にあるものの語源や由来に関しても、神話とこじつけようとしている点が散見されます。

 

例えばお酒を飲むときに使う「盃(さかずき)」も日本の神話が元となっているとホツマツタエでは主張しています。

 

盃(さかずき)と、酒をつぐ容器であることからさかづきと呼ばれています。

さけつぎ→さかつぎ→さかづき

一方のホツマツタエでは、「外でお酒を飲んだ時に、お酒に月が逆さまに映ったことから逆月と言われている」とされています。

 

正直、こっちの語源を信じたいくらいにロマンチックなものですね。

 

このように、日常のいろいろな言葉に関しても神話と結びつけようという作者の意図が感じられます。

 

 

日本には昔から高度な文明=文字があった

 

結論からいうと、古代日本には文字はあったと思います。

 ですが、ホツマツタエに書かれている文字に関しては明らかに偽物なのです。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

漢字使用以前にも文字があったと証明する事で、古代日本も中国に対抗しうる文明国だったと主張したかったのですね。

 

 

 

なぜ

 

ホツマツタエに書いてあるエピソード自体は、本当のものが多かったと推測できます。

 

全くのゼロから創作したものではなく、今までのエピソードの中に、上記のような改変を加えていったのでしょう。

 

それではなぜ、本当の事だけを伝えなかったのか。

これは古事記日本書紀に書いてない歴史を伝えたかったからこその改変だと考えます。

 

記紀が絶対的だと言われている時代にホツマツタエを世に広める為には、正統性を演出する必要があるのです。

 

そういった必要があり、改変がなされていくこととなります。

 

 

資料としての価値は変わらない

 

古事記日本書紀は古来から正当なものと言われ続けていました。

ですが、それら記紀にも辻褄が合わなかったり、削除されて合体させられた神様もいるのです。

 

そういった削除された神様を祀る神社や地域、豪族などの伝承や教えの寄せ集めがホツマツタエの原型になっていると考えると、辻褄があいます。

 

また、その当時の地名なども書かれているため、参考資料として活用できるでしょう。

 

 

上記に挙げた要素を取り払ってホツマツタエを読解すると、新たな発見があるかもしれませんね。

 

 

偽書、偽物なのか?

 

ホツマツタエが偽書だとしたら、古事記日本書紀偽書ですね。

もちろん、中国の三国志魏志倭人伝偽書です。

 

何かの意図があれば、どこかしらに改変が潜んでいます。

そして、古代の歴史書は何かしらの意図があり書かれたもので、真実とは違った事が書かれていることもままあります。

 

真実はいつも一つではないのです。

 

 偽書であると決めつけずに読むと、とても参考になる本だと思います。